SSブログ

認識と考え方の差異を測る [危険]

これは何か?と思った。

鬼ゆず1.jpg

うちの友達からのもらい物らしい。

調理がむずくて食べづらいので、

くれたのだろう。  が、  

これを見て、初めてだと思った。こんな

柑橘類は見たことがない、と。

聞くと、鬼ゆずだそうだ。そうか、

ゆずか。鬼より、岩のごつごつさだな、

と思ったが、名づけはいい加減なこと

が多い。

そう思って、2,3日で、陸橋を渡って

からなので、家から5分も歩いたいつも

の道でその裏道を通った時に、この

鬼ゆずが木になっているのを見た。

2,3個か、青い。下に1ッ個落ちて

いて、それがやや黄色くなっていた。

こんな近くに鬼ゆずがあった。なにか

拍子抜けした感じだった。ゆずの木は

最近植えたものではないだろうから、

この季節は20回も迎えたのだが、一度

も気づかなかった。

いざ鬼ゆずがもたらされてから、発見

するのは発見の歴史に似て、面白いが

注意力不足もある気がして、面白く

ない。

中性子だったか、ノーベル賞の湯川

博士が予言した粒子だが、実験では

長く発見されなかった。ところが、

どこの国の誰かが発見した、途端に

実験していた各国のラボで次々に

発見されたという経緯がある。

それまでいくら実験をくり返しても

発見されなかったのに、一つの発見

を機にして、どこでも発見されると

いうのは意外に多く聞かれる現象だ。

つまり、あるとわかった途端に、

僕らの脳はあると確信する、そして、

確信しながら実験すると、それを

発見するという経緯は、僕には

創造の一部が含まれている気がして

いる。微細な粒子であるから、人間

には創造できてもおかしくはない。

ま、そう言っても妄想だと科学では

一蹴されるだろうが。

僕は自分の現場への認識の不確かさ

を随分注意しているつもりだが、

それでも油断がある。それは年齢に

関係なくある。

起こったことは取り返しがつかない

から、そこを反省して、次回からは

気をつける、ということしかできな

い場合が多い。

油断は気のゆるみから起こるだろう。

それが気がつかないという反省で

あるのは僕の場合は二つある。

ひとつは風呂上りである。体が

温まって筋肉がゆるんでいて、咄嗟

の反応に遅れる場合。次は同じく

薬の作用で筋肉が緩んでいる状態で

ある。これは市販の風邪薬に眠く

なる成分と言っているが、微量に

麻薬成分が入っている。体を休め

て早めに回復するようにその成分

が気分をリラックスさせるので

ある。それで車の運転は控えるよ

うにとの注意書きがあったように

思う。

しかし、その二つを重ねて運転した。

夕方暗くだったので、ヘッドライト

で相手の車の通行を判断する。狭い

道である。ミラーは判断がゆるいと

危険だ。

夕方は抜け道でも混雑するので、

素早く車の切れ目に入ろうとする。

車の切れ目がミラーに映るライト

で見えた気がしたので、入ろうと

したら白いバンが目の前に!すわ、

衝突かと思ったが、ブレーキが

間に合った。しかも、すぐ後に

見えなかったバイクまで通り

過ぎた。久しぶりの危険運転だっ

た。風呂上りと風邪薬を事前に

注意喚起に配慮していなかった。

なかば酩酊に近い状態で運転して

いたのがわからなかった。

まったく、危なかった。

しかし、近頃の高齢者の認知症

じみた運転ではなさそうだ。

咄嗟のブレーキが間に合っている。

バイクもそれほど迂回して通り

過ぎたのでなく、まっすぐ走った。

これについて、初めはとうとう

自分にも高齢者危険運転徴候が

来たか、と考えたが、走りながら

落ち着いて反省してみれば、そう

ではないことがわかる。

ただ、風呂上りは気をつけること

だ。温泉入ったら、運転はしない

ことだ。笑、なんのこっちゃ。

簡単に世の風潮を自分に当て嵌め

ないのも反省のうちだった。

高齢者は炬燵消したか、ストーブ

消したか、暖房消したか、どこそこ

の照明(電気)消したか、と注意

事項が多すぎて、結局忘れてしまう

のだ。なるべくタイマーの利用や

自然に注意が行くようにメモとか

工夫をするようになった。

2、3年前から始まっているが、これ

が誰しもが通る道なのだ。

今回はブレーキとアクセルを踏み

間違えるような症状はこれまで

通り見られなかったので、まだ

大丈夫だが、これからそう長くは

運転しないだろう。そう予備的に

思っておくのが自分への危機意識

には適切だろう、と思った。




nice!(8)  コメント(0) 

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。