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犬の事情 国の事情 [犬]

書くべきか、書かざるべきかと

迷うようなことではないのだが、

その理由はまた念押しになっても

なぁ、というためらいなのだが、

どうも自分では同じことばかり

書いているという印象が否めない。

少しでも新しい部分があれば、一歩

前進として書くのだろうけれど、

そんな気もしていないので、ます

ますためらう。

そこにたどり着くか、転換するか

はその場任せにして、まず書いて

みるかと思うが、・・・・・・

暇だ、としか言えない。


シギという渡り鳥がいる。

世界を股にかけて季節で繁殖地・

越冬地などに渡るのだが、それが

想像以上に凄まじい。6000km

に及ぶ飛行をする時もあり、その

時は1週間は飲み食いをしないと

いう。出発前に食いだめをする。

途中で抜けて、補給をする鳥も

いるらしく、群れから遅れてまた

飛び立つ。

方向は星の位置とか(夜)、地球

の磁場とかいろいろ感知すること

ができて、それで迷いはないらしい。

渡りは以前から、いや昔から興味

があって、調べるつもりでどこかに

買った本があるはず。今は図書館

で借りたのがあるが。

猫や犬にもこの遠方へたどり着く

という能力はあるようで、家族の

引っ越しで生き別れになり、後から

自力で100㎞以上離れた遠方に

3週間?くらいかかって、ボロボロ

になってたどり着いた飼い猫の話

は記憶にある。この場合は、人間の

脳波は弱すぎるから、どうして辿り

着けたかは謎である。

そういうことは大昔からあったの

だろう。エジプトには神様に祀ら

れた猫の像まであるから、ただ

倉庫のネズミを退治しただけでは

ないのだろう。

僕はそういうことに自身の共感が

ある。もう半世紀前の話だが、

中学の友達が千葉に引っ越して、

訪ねて行ったのだが、なぜか最寄り

駅に着いたときは日が落ちる頃だっ

た。ゴルフ場の方角だったから、

その方へ歩いたのだが、まったくの

山道になった。帰りに昼間通ったら、

キジやリスが出てきたくらいだ。

そうして、真っ暗な台地に上り着く

と、団地だが、まだ友達の家くらい

しかないというから、灯りですぐに

わかるだろう、という軽い見込み

だった。ところが道路まで着くと、

実際2軒くらいしか灯りがないので、

すぐにその家を探し当てられた。

着いたら、驚かれたが、こっちは

ふつうに来たつもりだったから、

そんなもんか、である。

そして、帰りの山道が地元の人が

近道で歩くような道で、最も近い

道だったのに、驚かされた。

初めての土地でほぼ駅からの道路

を曲がってから一直線に辿り着い

たのだった。まるで渡り鳥の航路

である。それを思い出した。

東京タワーも昇ったことがなく、

総武線と中央線の区別もつかない

東京在住の人間だったが、方向

感覚は抜群によかったらしい。

今でも、高所恐怖ではないのだが、

なにしろ水上(みなかみ)で近年

バンジージャンプをしたぐらいだ

が、東京タワーもスカイツリーも

訪ねたことはない。命の危険は

なく、安全なので、興味がないの

かもしれない。

DOG SENSE 「犬はあなたをこう

見ている」という題の本を買った。

英国でベストセラーになったとか。

2011年当時の動物行動学で犬の

心理を書いたものという。

10頁読んだが、犬の本質は狼だが、

そもそも野生の支配という性質で

はないらしい。なので厳しいしつけ

よりも褒めて慣らすほうが、犬の

健康にはいいという。その誤解が

まだあると、著者は嘆く。

明日空からお札が降ってきたら、犬

を飼ってみようかと思っていたので、

この手の本は資料として手が出る。

犬が人間の表情をするという点も

興味があったから、犬と生活できれ

ば、そこを尋ねてみたい、犬に。

(笑)がつかないのは、まじめな話

だからだ。

動物を飼うと、病気や健康のことで

世話も手間もお金もかかる。犬の

気持ちに沿う場面も必ずあるので、

安易に飼ってはいけないものだ。

犬は見て1.jpg

午前3時に起きたので、もう夜明け

になるが、太陽は見えない。ずい

ぶんと南に寄ったようで、隣家の

壁で見えない季節になったようだ。

カラスがしゃがれた声で鳴きな

がら、2羽飛んでゆく。

空は白くなり、もう低い雲の際

から上がったのだろう。静かだ。

インドでは昼間暑いから半分の

人は影に入る。活動は自然、早朝

に起き、始まる。夕方から再開

する。ともかく、インドの街の

早朝は井戸場だろう、女たちの

けたたましい声で騒々しく明ける。

日本人なら、朝っぱらから罵り

合っていると思うだろうが、

それがいつもの光景なのだ。

東南アジアやインドへ行くと

活気がわかる。以前の日本に

あったものだ。その海外から

帰って来ると、東京駅に着いて

空気が沈滞しているのがわかる。

少子化と老人社会だな、と実感

する。インドは14億人、日本は

その10分の1も居ない。

韓国は日本の人口の2分の1だが、

国土面積は4分の1しかない。

つまり、人口密度は日本の倍。

それで土地が高騰して家を建てる

のは難しい。結婚しても家がない

という若者の住宅事情。給与水準

は現時点で日本を越しているが、

今は日本のほうが並(な)べて

平和かもしれない。




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